1
画像引用元:Pixabay
「コーチCOACH」というと、トラッドにほどよくトレンド感をプラスした、女性向けのバッグを中心とする洗練されたラインナップを思い起こす人が多いと思います。

しかし、以前は硬派で丈夫なバッグ作りで名を馳せていたことをご存知でしょうか?
そんなかつて製造されたアイテムが、「オールドコーチ」として少量ながら市場に出回っていて、コーデを大人っぽく格上げしてくれる、おしゃれアイテムとしてにわかに人気を集めています。

コーデにプラスするだけで、たちまち“わかってる感じ”がただようオールドコーチを特集します。

そういえば耳にしたことがあるオールドコーチとは

2
画像引用元: wikimedia commons
コーチと言えば、今では誰もが知っているアメリカを代表するファッションブランドのひとつ。1941年にニューヨークはマンハッタンにおいて、バッグブランドとして誕生したのが始まりです。

オールドコーチは、そんなコーチがかつて手がけていた、一連のヴィンテージのレザーバッグ群のことを指しています。ベースボールグラブのように、使えば使うほどしなやかさが増すと言われる「グラブタン・レザー」を使用。 現在はほとんどが海外生産となってしまいましたが、オールドコーチは全てが“Made in U.S.A.”で、ひとつひとつの製品にはシリアルナンバーも施されています。

革製品の製造に関して、相応の定評があるアメリカのクラフツマンシップを惜しみなく注ぎ込んだ、重厚な作りが特徴で、質感や丈夫さにこだわった素材と仕様、機能的な作りで人気を博しました。 3
画像引用元:Pixabay
流行に左右されないベーシックなデザインが採用されているということもあり、数十年前に製造されたモデルであるにもかかわらず、未だデザインが古びる気配がありません。

もはや作られていないというレア感も手伝い、シンプルで機能的なデザインは、今でも多くのファンに愛されています。

オールドコーチでコーデが見違える

4
画像引用元:Pixabay

ヴィンテージ感

オールドコーチの魅力は、なんといってもそのヴィンテージ感にあります。素材と縫製の丈夫さゆえ、経年による傷みが少なく、ほどよく使い古した質感を楽しむことができます。

また入手しや水というのも大きなメリットのひとつ。生産量が決して少なくないため、未だに状態の良いものが市場に多く出回っていて、しかもヨーロッパのトップブランドのヴィンテージ品と比べて価格が驚くほど安価。ビジネスバッグであれば、かなり程度の良いものでも、数万円程度で購入できてしまいます。 5
画像引用元:Pixabay

カジュアルに着こなす

オールドコーチをおしゃれに使いこなすなら、断然カジュアルシーンでの利用がおすすめです。トラッドなスタイルに合わせるのもいいのですが、オールドコーチならではのヴィンテージ感や質実剛健な雰囲気は、カジュアルなシーンで使ってこそ華やぎます。

とくに、流行のスポーティな着こなしやストリートっぽいスタイルなど、どちらかというと軽やかな印象があるカジュアルウエアに合わせることで、装いがキリリと引き締まり、コーデを格上げしてくれます。

まとめ

オールドコーチの難点を挙げるとすれば、重いということ。そのため、ナイロン製の軽やかなバッグが流行するにつれ、ビジネスシーンでの人気が下火になっていったわけですが、それさえ目をつぶることができれば、素材といい、デザインといい、カジュアルシーンをこれほど手軽に、しかもリーズナブルにスタイルアップしてくれるアイテムはそうないはずです。

オールドコーチは、ヴィンテージショップなどで入手が可能です。ワンアイテムプラスで叶える大人のおしゃれ、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。