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洋服文化がここまで浸透しているにもかかわらず、日本では未だ定着しきっていないアイテムがあります。

帽子はその代表的な例。被り物全般に苦手意識を持っている男性諸君も多いのではないでしょうか。

ところが、帽子は大人っぽい着こなしを完成させる上で欠かせない、メンズカジュアルの最重要アイテムの一つ。うまく取り入れることで、ワンランク上の装いを楽しむことができます。
苦手と思いこんでいる方にこそ、ぜひとも取り入れていただきたい、おすすめの帽子をタイプ別に取り上げてご紹介します。

まずはこれ!夏の風物詩「ストローハット」

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まずメンズ諸子にぜひ取り入れていただきたいのが、ストローハットです。性別に関係なく人気がある、暑い季節の代表選手。いわゆる「麦わら帽子」のことで、最近ではパナマソウを使った高価なパナマハットなどもこのカテゴリーに含まれます。

近年はストローハットが流行していることもあり、トラッドからカジュアル色の強いコーデまで、あらゆるスタイルに自然に合わせることができるのが特徴です。ジャケットやシャツを合わせたスタイルで被り方も自由がきいて、きちんとかぶるのはもちろん、浅めにラフな印象で楽しむこともできます。

日差しの強い夏場は、太陽を遮るという意味でも、帽子をかぶるのは理になかっています。そのため、普段あまり帽子自体を被りなれない人でも、比較的違和感なく取り入れられるでしょう。

ジャケットやシャツを合わせたスタイルに合わせれば、さらに大人度が上がりますし、Tシャツ×ショートパンツなどのくだけたコーデにONしても、不思議と上品に仕上がりますよ。

実は誰にでも似合う「ハット」

クラシカルな印象の「ハット」も大人のおしゃれを格上げするのに欠かせないアイテムです。上手にかぶるのが難しいと思われがちですが、決してそんなことはありません。

お店で試着したけれど似合わなくて断念したというケースも多いでしょうが、それは顔の形に合わないものを被っているせいかもしれません。顔の形にあったハットであれば、きっとしっくりとおさまり、おしゃれを際立ててくれるはずです。似合うハットのタイプを顔型別にご紹介しましょう。 4038460353054044
丸顔さんは、トップに丸みがあるものを選ぶとよいでしょう。また、きちんとかぶると顔の輪郭を強調してしまうことがあるので、浅めにカジュアルな雰囲気でかぶるとうまくいくはずです。

四角顔さんにおすすめなのが、大きめのつばのハット。帽子によって全体を大きく見せることで、かえって顔のパーツの角を落として見せてくれる効果が期待できます。

面長さんは、縦のラインを強調しないものを選びましょう。縦に長さのない、コンパクトなデザインのハットがおすすめです。顔立ちをきれいに見せてくれるはずです。

逆三角顔さんは、つばが小さめでしかも狭めのものをチョイスしてください。トップに丸みのあるものなら、さらにバランスをよく見せてくます。

ベース顔さんは、つばが大きめのものを選ぶと、シルエットがきれいに決まります。トップは丸いものではなく、平らなものや、中折れ帽がお似合いなはずです。

似合うものを選べば、きれい目なコーデに仕上がる「ニット帽」

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大人っぽい装いにほどよいスポーティーさや抜け感をプラスするアイテムとして、ニット帽もおすすめできます。季節に関係なく使えて、色や厚み、素材など、好みのものを選ぶことができます。ただし、やはり似合うものを選ぶことがおしゃれに見せる鍵。

丸顔さんは、トップにボンボンがついたものを選ぶと輪郭を強調しません。

四角顔さんも、頭にフィットするタイプより、つば付きのものやふんわりした雰囲気のものが似合います。

面長さんは、生地感に厚みのあるものなど、なるべくボリューミーなものがおすすめ。

逆三角顔さんは、いわゆるビーニーと呼ばれるような、頭部にフィットするタイプのものがよいでしょう。ベース顔さんは、丸顔さんと同じ、トップにボンボンがあるものが、輪郭をカバーできておすすめです。

カジュアルな印象のあるニット帽は、似合わないものを選んでしまうと、軽やかすぎたり、子供っぽい雰囲気になったりしていいことがありません。ぜひ慎重なアイテム選びで上手に着こなしてください。

まとめ

日本ではあまり知られていませんが、帽子には様々な“ルール”があります。例えば、室内に入ると、コートとともに帽子を脱ぐことがマナーとされています。

最近では男性でも帽子をファッションの一部とみなす考えが浸透し、あまりうるさく言われなくなりましたが、とくにハットのような大ぶりのものは、やはり室内では脱ぐのがスマート。

そんなちょっとしたエチケットにも注意しながら、大人ならではの“帽子のあるスタイル”を楽しんでみてください。