この時期、気になるのがスーツの臭い。雨の満員電車の中で気になることも多いはず。
シャツは洗濯やクリーニングも容易ですがスーツとなると毎日クリーニングという訳にもいきません。
だからこそ気をつけたいのがこの時期の臭いです。

1、雨のにおい
雨に濡れるとモワッとした湿ったにおいがすることがありますが、その原因はスーツの素材です。スーツ素材にウール(羊毛)が使われていると、雨に濡れると羊毛臭が強くなってしまいます。
雨に濡れたあとはしっかり乾かして、湿気を飛ばしましょう。湿気をそのままにしておくと、においだけでなくカビの原因になってしまいます。夏用のスーツにはコットン(綿)素材や麻素材がおすすめですがシワが気になるなら家庭でも洗えるウオッシャブル素材も機能的です。

汗自体は無臭なのですが、汗をかいたあとに放置しておくと、雑菌が増えてにおいが発生します。 スーツを汗臭くしないためには、スーツに汗をつけないようにすることと、生地に雑菌が繁殖しないようにすることが大切です。
暑くてもシャツの下にはインナーを着ましょう。インナーが汗を吸収してくれるので、スーツに汗が浸透しにくくなります。おすすめは、汗を吸収してくれるのに薄手で涼しい機能性インナーです。

焼肉やタバコのにおいなど、外部のにおいがスーツに移ってしまうのは、スーツの繊維がにおいを吸収しやすいからです。 スーツの表面積は実際の大きさの何倍もあり、その繊維の毛1本1本がにおいを吸収してしまうために、においが移ります。食事の席などで臭いがつきそうな場合は、ジャケットを脱いで預けたり、裏返しにたたんで臭いから遠ざけましょう。
■スーツのにおいケア
それでもこの時期は臭いが気になるもの。帰宅したらまず、ハンガーにかけてブラッシング。クローゼットにはしまわずに風通しの良いところにかけておきましょう。
シワや臭いが気になる日はアイロンのスチームを当てると、蒸気が飛ぶときに汗の成分も一緒に飛ばすことができます。汗は水溶性なので、蒸気の水分で溶け出すからです。アイロンの熱で殺菌もできるため、においの防止もできておすすめなお手入れです。
また、衣類用の消臭スプレーも効果的です。こちらは汗や汚れがつきやすい、スーツの内側を中心に吹きかけましょう。殺菌/消臭効果も高く男性用に香りにこだわったスプレーもあるのでクローゼットに常備したいアイテムです。
いかがですか、男性の臭いは女性も気にしています。ボディのデオドラントケアと合わせて気をつけましょう。